カジノ法案のメリット4つ・デメリット3つ|経済効果や市民への現金給付など

カジノ

自分としては日本にカジノができることには賛成ではありますが、日本にカジノを作るうえでの不安要素が多いことで全力で肯定はできません。

そのうえで、皆さんに言いたいことは、周りの人に流され肯定や否定をしないでほしいということです。

この記事は皆さん自身の意見の手助けを目的に作っています。

カジノのメリット

世界中にカジノ施設があるメリットは以下の4つです。

  • 経済効果
  • 雇用創出
  • 税収増加
  • 観光客増加

経済効果

経済はお金が回ることで成り立ち成長していきます。

例えば、日本で行われたラグビーワールドカップでは4000億円の経済効果があったと推定されています。特にビールがバカ売れだったようです。

カジノが日本に建設されると、建設費で約5兆円で、運営するのに毎年約2兆円の生産誘発効果が見込まれていて、またIR建設で雇用された人の所得が増え、それによる関節的な消費の押し上げ効果として1兆1400億円の経済効果 もあるとされています。

雇用創出

大阪にIR施設が出来ると仮定した場合、IR施設内では約25000人、カジノ周辺で3000人と見込まれています。

大阪にできるだけで、約30000人の雇用が新たに創出されることになります。

カジノディーラーは25000人中の2500人ほどです。

IRは別にカジノをやるための施設ではなく、ショッピングモールのようなところです。そのため、神奈川県ではカジノ無しのIR施設を検討しています。

日本に3つIR施設ができることになると、10万人前後も雇用が増えると推測されます。

税収増加

カジノでの税収の徴収の仕方は、収入に対する決められたパーセンテージを支払うものになっています。

カジノ事業者に課す納付金は収益の30%です。となると、カジノの収益が気になります。

IR全体とカジノの収益は

他の人が書いた記事なんかでも考察されていて、専門家もいろいろと考察しています。

その結果をまとめると、カジノ施設が日本に3か所できた場合、1年で約1兆円で、これがIR施設全体の70%の収益があるとされています。

シンガポールをもとに日本のカジノ収益を計算してみます。(2018年を参考)

【シンガポール】
・旅行客数:約1850万人
・マリーナベイサンズのカジノ年間収益:約21億7800万ドル(約2400億円)

【日本】
・旅行客数:約3260万人

よって、
2400億円÷1850×3260=約4200億円

約4200億円×3か所=1兆2600億円

日本に3か所のカジノ施設ができた場合、年間約1兆2600億円の収益があるという計算結果が出ました。

シンガポールと比較しながら計算しましたが、実際に日本にカジノができればこの値より何千億円という単位で低くなると思われます。

理由はシンガポールと聞けば、ほとんどの人がマリーナ・ベイ・サンズ、マーライオンがある場所だと考えるでしょう。そのため、観光客の多くは集中します。

それに対して、日本に来る観光客は、東京、大阪、京都と別れます。そのため、各か所のカジノに行く観光客は必然的に減ると推測できるからです。

ただし、カジノの収入は来場者人数によらないものでもあります。

アジア圏のカジノの収入は中国人の富裕層をいかに取り込めるかにかかっています。計算した値より、増える可能性も大いにあるということです。

マカオでは12年連続の現金給付

カジノ大国のマカオでは、12年連続の現金給付が行われています。

マカオのカジノでは売上の約40%を税金として納めています。

2019年のマカオの売上は日本円で約3.9兆円なので、税金は約1.56兆円収められていることになります。

この税金から、今年は、永住権のあるマカオ市民で約14万円の現金給付がされました。

その他にも、高齢者への手当や、子供の教育費などの負担もされているそうです。

ちなみに例年は毎年7月ごろに振込などで一括給付されていましたが、今年はコロナの影響で市民の生活を考慮し、4月に給付されることになりました。

観光客増加

世界でもカジノを作る目的として観光客増加もあります。

日本でも目的の一つとなっていて、現在日本に来る外国人旅行客は約3000万人ですが、

国は東京オリンピックが開催される2020年の外国人観光客を4000万人、2030年には6000万人しようとしています。

その最後の策がIR法案の可決に、カジノの合法化です。

果たして本当に観光客は増えるのか?

2010年にカジノが合法化されたシンガポールの人口は、如実に、カジノができた年から増えていっています。

マリーナ・ベイ・サンズ(IR施設)ができた当初は、アジア圏の中でもシンガポールに比較的距離が近い国や、もともとマカオのカジノでゲームをやっていた中国人旅行客が増えました。

最近では、旅行客が増え日本でも有名になり、シンガポールに行く日本人観光客もどんどん増えています。

日本でも同じような効果がでると多くの専門家は言っています。自分も同じような意見は持っていますが、少し不安要素もあります。

日本では観光客が増加しない可能性もある

ニュースで外国人に「日本にカジノができることをどう思っているか」聞く場面があり、外国人の回答が「日本は治安がいい国なので、カジノによって悪くならないか心配」というものでした。

そもそも、日本に来る外国人観光客の目的は日本の独自の文化(寺、神社、漫画、アニメなど)が主なものだと思います。日本にはそういった観光スポットが多く存在します。

カジノが日本にできて以降、寺やアニメの聖地に行った人が「ついでにカジノに行こう」と思うかどうかを考えると行かないのではないかと思ってしまいます。

カジノのデメリット

カジノがあるデメリットは大きく3つあります。

  • 治安の悪化
  • ギャンブルの依存症の増加
  • マネーロンダリング(資金洗浄)

治安の悪化

どんなに対策をしても少なからず治安は悪化すると思われます。

カジノで遊ぶためのお金を手に入れるための犯罪が増えたり、売春が行われたりすると予想されています。

一方、犯罪件数自体はカジノができる前とできた後で変わらないという見方もあります。

ギャンブルの依存症の増加

カジノは日常生活の退屈に刺激を与えてくれるものです。

アミューズメント施設ですので、楽しむことを目的とした場所です。

しかし、自制心が足りずのめり込み過ぎるとギャンブル依存症になり、多額の借金を背負うことになるリスクがあります。

韓国の悲惨なギャンブル依存症の実態

韓国ではギャンブル依存症対策として、全17か所の韓国内カジノのうち1か所しか韓国人の入場を認めていません。

しかし、その1か所のカジノの「江原ランドカジノ」が大問題です。

年間300万人の韓国人が出入りしている。

近くには質屋や銀行ATMが多数存在している。

自分と家族の資産を食いつぶし、破産や自殺にいたるケースが絶えない。

政府は入場制限を月15回とし、2ヶ月続けて15回カジノに入ると「賭博中毒センター」で指導を受けることを義務付けているが、同センターを昨年1年間で1万人近くが訪れている。

近くで店を構える人によると、「朝方になるとゾンビのようにお金を無くした人が出てくる」という。

マネーロンダリング(資金洗浄)

マネーロンダリングとは、麻薬密売に詐欺、脱税なんかで非合法的に得たお金の出所が分からないようにして、捜査機関による差し押さえや摘発から逃れようとする行為です。

カジノのデメリットとして挙げられますが、一般市民には関係がないようなものです。

国や自治も対策を立てる予定ですが、根本的に防ぐのが難しい行為なので、成果がどうなるかはカジノができるまで分かりません。

筆者の意見としては、防ぐことは無理だと考えています。

デメリットへの対策や参考情報

日本は他の国よりも遅くカジノを始めようとしています。これが相当な強みになるはずです。

テクノロジーが加速度的に進歩する中、今からIR施設を着工する日本は、世界のカジノと比べてもテクノロジーを駆使したIR施設を作ることが出来ます。

顔認証などの技術の導入によって依存症対策に万全に備えられる可能性が大いにあります。

日本人はギャンブル依存症が1番多い

皆さんはご存じでしたか?

カジノがないのに日本のギャンブル依存症患者は一番多いんです。

原因はパチスロパチンコです。

ギャンブル依存症生涯罹患率は、オランダで1.9%、フランスで1.2%などと諸外国の罹患率が2%以内であるのに比べ、日本は成人の3.6%で320万人がこれに該当すると推計されました。

(厚生労働省が2017年9月に発表した調査結果)

カジノでギャンブル依存症が減る

他の国では依存症にお金をかけて対策をした状態で国民にギャンブルをしてもらっていますが、日本では、合法化されたギャンブルがいくつもあるのに何の対策もされてきませんでした。

カジノができることで今まで野放しにしていた依存症患者に対しての対策を取れるようになるかもしれず、

悲惨な依存症患者(自殺など)は増える危険性をカジノは含んでいますが、患者自体の人数は減らせるかもしれません。(*自殺を善しとする意見ではありません)

治安は悪化しない?

英誌エコノミストがまとめた世界60都市の安全度ランキングで、東京は1位、大阪が3位に選ばれました。

2019年版のランキングでは、観光客が訪れる主要都市のデジタル、衛生面、インフラ、治安について100点満点で評価していて、首位の日本は92点、2位はシンガポールで91.5点、3位の大阪は90.9点という結果でした。

そして、2019年の安全度ランキング上位10都市までは以下の通りでした。

  1. 東京
  2. シンガポール
  3. 大阪
  4. アムステルダム(オランダ)
  5. シドニー(オーストラリア)
  6. トロント(カナダ)
  7. ワシントンDC(アメリカ)
  8. コペンハーゲン(デンマーク)
  9. ソウル(韓国)
  10. メルボルン(オーストラリア)

この上位10位までですが、日本の都市である東京と大阪以外はすべてカジノがある都市がランクインしました。

つまり、一概に「カジノがある=治安が悪い」とはならないとは言えるのではないでしょうか。

また、2位のシンガポールに関しては、デジタル面では東京の方が点数が高かったですが、東京よりもインフラや治安といった面では高い点数を取っていました。


江原ランドカジノのように荒れまくる可能性もある。シンガポールのように改善される可能性もある。

まとめ

カジノのメリットは、

  • 経済効果
  • 雇用創出
  • 税収増加
  • 観光客増加

カジノのデメリットは、

  • 治安の悪化
  • ギャンブルの依存症の増加
  • マネーロンダリング(資金洗浄)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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