
勝率は半々ではない
プレイヤーとバンカーのそれぞれの勝率は50%ではありません。
実際にはバンカーの方が少し勝ちやすくなっています。
確率的には、
プレイヤーの勝利 | バンカーの勝利 | 引き分け |
44.62% | 45.86% | 9.52% |
こうなっています。
また、引き分けを無くしてプレイヤーとバンカーの勝率を合わせて100%にした場合、
プレイヤー勝利 | バンカー勝利 |
49.31% | 50.68% |
バンカーに賭け続けるのが正解?
確かにバンカーに賭け続けることで、勝利の回数が増えることは確率的に明らかです。
しかし、勝利回数が増えてもお金が増えるかは別問題です。
そもそも、勝利率の差は1.5%以下と誤差ではありますが、
カジノ側はこの誤差によって大きな損害を受ける可能性があります。
よってそれを防ぐルールが設定されました。
コミッション(手数料)
カジノが利益を上げるためのルールです。
3種類のコミッション
差し引き型
バンカーで勝った時の配当が毎回5%引いた状態で支払われる。
昔から主流な方法です。

バンカー6型
バンカーが6点で勝った時に、配当が半分になる。
最近主流になってきている方法です。
これはバンカーの余分の勝率とバンカーが6点で勝つときの確率が同じぐらいだからです。
大体で計算してみた結果、バンカーが6で勝つ確率は、1.86%です。
(大体と言ったのは、使ったカードの再利用を含めて計算してしまっているからです。)

累積型
毎回の配当は100%で支払われますが、ディーラーがメモをつけていて最後に計算されチップをカジノに支払います。
ハウスエッジ(手数料の割合)の計算
中学生の時に習った期待値を使うことで、計算できます。
PLAYERに賭け続けた場合
出現確率 | 配当 | 期待値 | |
PLAYERの勝ち | 44.62% | 2倍 | 89.24 |
BANKERの勝ち | 45.86% | 0倍(なし) | 0 |
引き分け | 9.52% | 1倍 | 9.52 |
合計 | 100% | / | 98.76 |
期待値の合計が98.76となりました。
ハウスエッジは100ー98.76=1.24%になります。
つまり、どういうことかというと、
毎ゲーム100円ずつ賭けゲームを行うと平均で1.24円の損失があるということです。
なので、やり続ければ損するという意味になります。
”差し引き型”でBANKERに賭け続けた場合
出現確率 | 配当 | 期待値 | |
PLAYERの勝ち | 44.62% | 0倍 | 0 |
BANKERの勝ち | 45.86% | 1.95倍 | 89.43 |
引き分け | 9.52% | 1倍 | 9.52 |
合計 | 100% | / | 98.95 |
期待値の合計が98.95となりました。
ハウスエッジは100ー98.95=1.05%になります。
やはりゲームし続けたら損失ですね。
”バンカー6型”でBANKERに賭け続けた場合
出現確率 | 配当 | 期待値 | |
PLAYERの勝ち | 44.62% | 0倍 | 0 |
BANKERの勝ち(6以外) | 44.01% | 2倍 | 88.02 |
BANKERの勝ち(6) | 1.85% | 1.5倍 | 2.78 |
引き分け | 9.52% | 1倍 | 9.52 |
合計 | 100% | / | 100.32 |
期待値の合計が100.32となりました。
100を超えてしまっているため、手数料が発生しない、
むしろバンカーに賭け続けたら客が得をすることを意味しています。
確かに客がプレイヤーとバンカーに50%ずつで賭けた場合は、カジノは儲けることになるがやはりおかしい。
バンカーに賭け続ける方が確率的に勝てる!
差し引き型の場合はどっちでもあまり変わらないのですきに賭けましょう。
バンカー6型の場合は、バンカーに賭け続けましょう。
引き分けに賭けるのは損
ハウスエッジが14.36%になります。
つまり、TIEに賭け続けたら、14.36%でお金を失っていきます。
ペアに賭けるのは損
ペアになるのは、17分の1の確率です。
それに対して、配当は12倍です。
賭け続けたら損をするのは当然だと理解できると思います。
スコアコードによる勝敗予想
スコアコードを書いていくことで、今の勝負の流れを知ることができ、勝敗の予想を立てていきます。
スコアコードとは
プレイヤーとバンカーの勝敗を記入していく罫線です。
記入することで連続してプレイヤーが勝っているから、次はバンカーが勝つだろうなどと予想するのに使用します。
こんな感じのものです。↓

●は、バンカーの勝ったこと意味し、
○は、プレイヤーが勝ったことを意味しています。
/は、引き分けを表しています。
スコアコードのつけ方
スコアコードに付け方の決まりはありません。
ここでは、その一例を紹介します。
勝敗のみを記入

左から記入していきます。
○と●でもいいですし、○と×などでもいいので、勝った方のマークを一番上の段に書きます。
連勝中であれば、同じ印を下に書いていきます。
引き分けは引き分けと分かるような印で、連勝中と同じように印の下に書きます。
点数を書く

(Pは、プレイヤー勝利。Bは、バンカー勝利。)
プレイヤーが勝てばPの下に、プレイヤーの最終得点を記入します。
バンカーの時も同様に、バンカーの勝った時の点数を記入します。
両方の点数を書いて、こまめに書いてる人もいます。

連勝数のみを記入する

1つ前の勝負で勝った方がまた勝ったら、赤丸を書き、
逆が勝った場合、青丸を書きます。
引き分けは無視して書いていきます。
また、印は何でも大丈夫です。
バカラで大きく負けてしまう1番の原因
片方の連勝が続くと、人間の心理として「もう続かないだろう」と考えて勝ち続けている方と逆に賭けてしまいます。
ただこれが裏目に出て負けてしまったら、「次こそ途切れる」と思い、連勝が切れるまでやめられなくなってしまいます。
そのせいで大きく負ける人は少なくありません。
そのためか、連勝が続いているときは勝ち続けている方に賭ける人が多いそうです。
いずれにしても冷静になって賭けることこそが重要です。
客は不利なのにバカラをやる理由
最後に、確率的に負けると決まっているバカラが今なお超人気な理由があります。
「スクイーズ」です。
”スクイーズとは何なのか” と ”どうやるのか”は下↓で詳しく説明しています。

まとめ
バカラはまだ完璧な必勝法が確立していないゲームです。
なので、運ゲーを楽しみましょう。
冷静になってプレイすることが、
勝つための秘訣です。
また、スコアコードやスクイーズなどで
とにかく楽しみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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