バカラは、カジノで行われるゲームの1つで、完全な「運ゲーム」です。
運ゲーともあって、バカラのルールはカジノの中でも1番と言っていいほど簡単です。
カジノの雰囲気を楽しみたいっていう初心者にはおすすめのゲームになります。
バカラは、どんなゲームなのか?

バカラは、端的に言うと「どっちが勝つのか当てるゲーム」です。
サッカーのスペイン対ブラジルで、スペインが勝つのか、ブラジルが勝つのか、どちらが勝つのかを予想するスポーツ賭博と仕組みは同じです。
つまり、スポーツ賭博のような「どちらが勝つのか賭けるギャンブルのトランプゲーム版」がバカラということです。
もちろん、スポーツ賭博は犯罪ですからやらないでくださいね!
そして、サッカーでは、多く点を取った方の勝ちという風に勝敗を決めますが、
バカラでは、トランプの合計得点が9に近い方の勝ちという風にして勝敗を決めます。
勝敗に大事な得点の数え方は以下の通りです。
得点の数え方

A~9は、そのまま数字が得点になり、10~Kは、0点で数えます。
また、合計点数が10以上や20以上になった場合には、マイナス10やマイナス20をして常に一の位のみが点数となるようにします。
例:6と7のトランプがあった場合は、得点は3点。
次の章で、バカラのルールについて解説します。
先にゲームの一連の流れを示しておくと以下の通りです。
バカラの一連の流れ
- 【賭ける】 どちらが勝つか予想し、好きな方に賭ける。
- 【見守る】 カードが決められたルールで決まった場所に配られる。
- 【精算】 勝敗を決め、勝った方に賭けていた場合には賭け金が倍になって戻ってくる。
上記で一連の流れを見てもらうと分かると思いますが、お客(自分)が行うのは、ただ賭けることだけです。
ポーカーのように駆け引きがあるわけでも、ブラックジャックのようにアクションを起こせるわけでもありません。
これが、バカラのルールが簡単な理由です。
バカラのルール/やり方

席に着き、ゲームが始まったら、ディーラーが、「プレイス・ユア・ベット」と言うので、そう言われたらお金を賭けます。
賭けられる場所は、全部で5か所です。
- Player(プレイヤー)
- Banker(バンカー)
- Tie(引き分け)
- Player Pair(プレイヤー ペア)
- Banker Pair(バンカー ペア)
この中で、「Player」もしくは「Banker」のどちらかには必ず賭ける必要があります。
「Player」と「Banker」とは、前章で例として出したサッカーにおける「スペイン」と「ブラジル」の位置づけと同じです。
このPlayerとBankerのどっちが勝つのかを当てるのが、バカラの基本的なルールとなります。
また、「Tie」「Player Pair」「Banker Pair」は賭けても賭けなくてもどちらでもいいものです。
「Tie」とは、引き分けのことで、PlayerとBankerが引き分けになった時に、この場所に賭けていれば賭けたチップが9倍になって戻ってきます。
「Player Pair」とは、Playerがペアになることで、この後説明しますがバカラでは最初に2枚のカードがPlayerとBankerに配られます。その時、Palyer側のカード2枚が同じ数字であったとき、この場所に賭けていれば賭けたチップが12倍になって戻ってきます。
「Banker Pair」とは、Bankerがペアになることで、Player Pairと同じように、最初にBanker側に配られた2枚のカードが同じ数字であったとき、この場所に賭けていれば賭けたチップが12倍になって戻ってきます。
適当に賭けると大損するので最初のうちは賭けないでプレイすることをおすすめします。
だいぶバカラをやって、慣れてきたら賭けてみてもいいかもしれません。
賭けが終了したら、PlayerエリアとBankerエリアに裏向きにカードが2枚配られます。
そして、すべて配り終えたら1枚ずつ表向きにするのですが、このときバカラの最大の醍醐味「スクイーズ」を行うことができる場合があります。
スクイーズとは?
スクイーズとは、カードを表向きにするのをディーラーではなく客が行うこと。
ゆっくりゆっくり自分のタイミングでめくることができるのでドキドキ感が高まる。
とりあえずカードを全て表向きにできたら、Playerエリアの得点とBankerエリアの得点を見て、
得点の条件によって、3枚目のカードを追加したり追加しなかったりします。
ただ、これに関しては覚える必要はありません。
ディーラーの方が全てやってくれますので、成り行きを見守りましょう。
3枚目のカードを追加するかどうかの条件は以下で紹介しています。
全てのカードが出そろった後は、「Player」と「Banker」の得点で勝敗を決定し、
勝った方に賭けていた場合には、賭け金が2倍になり、
負けた方に賭けていた場合には、賭け金が没収となります。
これでゲームが終了します。
上級者向け2点のルールについて

ここからはバカラ上級者向けの内容になっています。
何度もバカラをプレイして、もっとバカラを楽しみたいって人向けです。
紹介する内容は以下の2つです。
PlayerやBankerに3枚目のカードを追加する規則!

PlayerとBankerに最初に配られた2枚のカードでの得点を見て、
「3枚目を追加するか」「どちらに追加するか」などが分かれば勝敗がつくタイミングが分かるので、盛り上がりやすくなり、知らないときより楽しくプレイできることは間違いありません。
3枚目の追加に関する条件は表の通りです。
上と左の0~9は、Player, Banker それぞれの最初の点数を表していて、交差するところに書いてあることが行われます。

表の*(アスタリスク)がついたとこは、「プレイヤーに1枚追加。追加したカードの数字が、*の下に書いてある数字に該当していればバンカーにも1枚追加。」となります。
例:Playerエリアに置かれたカードが$\,1, 7$、Bankerエリアに置かれたカードが$\,9, 5$だったなら、Playerの得点は$\,8$、Bankerの得点は$\,4$なので交わっているところを見て、3枚目を追加することなくPlayerの勝ち。
例:Playerエリアに置かれたカードが$\,K, 4$、Bankerエリアに置かれたカードが$\,Q, 5$だったなら、Playerの得点は$\,4$、Bankerの得点は$\,5$なので交わっているところを見て、まずPlayerエリアにもう1枚追加する。追加したカードが$\,4$だったので、*の下に書いてある$\,4~7\,$に該当しているのでBankerエリアにも1枚追加する。追加したカードが$\,6$だった。よって、Playerの得点は$\,8$、Bankerの得点は$\,1$なのでPlayerの勝ち。
スクイーズの方法!

この章では、スクイーズの一般的なやり方について説明します。
そもそも「スクイーズとは何なのか?」などと疑問に思っている方は以下の記事でスクイーズについて詳しくまとめているのでそちらをご覧ください。

それでは、スクイーズのやり方について説明します。
手順1:数字の部分を指で隠しながら縦にめくる
最初は、トランプを縦に置き、左上の数字がある部分を指で隠しながら手前$\frac{1}{4}$ほどめくり、見えたマークの数などから、そのトランプの数字の選択肢を絞ります。

こうすることで、トランプを以下のような4種類の選択肢に分けることができます。


Aであれば何もマークがなく、2か3であればマークが1つ見え、4~10であればマークが2つ、絵札であれば縁が見えます。
ただ、マークが2つ見えた時は、まだまだ選択肢を絞り切れていません。
よって、マークが2つだったときは、手順2を行います。
手順2:数字の部分を指で隠しながら横にめくる
今度は、トランプを横向きに置き、右上の数字がある部分を指で隠しながら手前$\frac{1}{3}$ほどめくり、見えたマークの数から、そのトランプの数字の選択肢を絞ります。

これでさらに、トランプを以下のような3種類に分けることができます。

4か5であればマークが2つ見え、6~8であればマークが3つ、9か10であればマークが4つ見えます。
手順1, 手順2を行えば、どんな場合でも2択か3択にまで絞ることができます。
そうなれば後は、自分にとって都合のいいカードが出ることを願いながらカードを表向きにして終わりです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
